この日をずっと待ちわびていたのに、まだ満開を迎えてもいないのに、何故か、散りゆく日を思って切ない氣持ちがよぎります。
子供の頃に、大好きな祖母が家に泊まりに来てくれた時に、来たばかりなのに帰ってしまう日を思った時の氣持ちとリンクします。
自分でも可笑しくなります。
桜の花は、いまある風景を別世界に変える魔法の様です。
時期がくると、また来年の約束をして、潔く散って、お土産を置いていく様に、眩しい新緑に姿を変えます。
1年に一度必ず!
やはり私にとって桜は、毎年お土産を持って泊まりに来てくれた祖母と同じなのかもしれません。
と、思いつつも、満開を待ち遠しく‥
なんとも人間は、わがままです。